Microsoft は1日、「セマンティック (意味的) 検索」分野を牽引する検索技術会社 Powerset を買収することで両社が合意に至ったと明らかにした。Powerset はこれまで、Wikipedia の記事情報を収集したり、ユーザーの動向に基づくコンテキストに連動させた検索結果を提供するために、自社の検索技術や自然言語認識システムを使用してきた。
Powerset の Web サイトには、次のような説明がある。「Powerset は、独自の自然言語処理技術を初めて検索に応用し、通常の人間同士の言葉に記号化されている意味を解読して、情報を見つけ出す手法の改善を目指している」
今回の Microsoft による買収の動きは、ベンチャーキャピタル関係のニュースサイト『VentureBeat』が、先週いち早く報じたことから、憶測を呼んでいた。
Microsoft の Steve Ballmer 氏は、検索分野で Google と Yahoo! から大きく引き離された第3位の位置に甘んじている同社の立場を改善するため、過去数年間にわたりてこ入れを図ってきたが、今だに大きな進歩は見られない。それだけに、5月初旬に Yahoo! の買収から手を引いたことは、多くの市場観測筋から戦略の後退だと思われていた。
Web 検索サービス『Live Search』の公式 Blog の記事で、Microsoft は次のように述べている。「Powerset は、サンフランシスコにおける組織はそのままに、当社 (検索事業) の中核を成す Search Relevance グループに合流する。Powerset は、Microsoft Research の自然言語処理技術をうまく補完する自然言語技術をもたらす」