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2008年10月7日
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Webマーケティング2007年10月19日 09:00

【アクセス解析の次の一手】アクセス解析を見る際の注意点(2)

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前回に引き続いて、アクセス解析を見る際に、注意すべき点を説明していきたい。前回のコラムで、アクセス解析の利用者に対して、アドバイスする注意点として以下の3点を挙げた。

・分析結果は「自社」と比較する
・解析結果は「数値」でなく「比率」で見る
・結果の良し悪しは、「目標」を達成しているかどうかで判断する

今回は、残りの2つの点を説明したい。

アクセス解析を利用すると陥りやすい疑問

Web 運営に関して、アクセス解析を利用している運営者から聞かれた際に困る質問がある。

・現在、1か月1万 PV なのですがよいでしょうか?
・PV 数が上昇してきたので、よい傾向ですよね?

上記のような質問である。実は数値や結果だけを見ても良し悪しを述べることは難しい。これだけで良し悪しを述べると、間違った判断になる可能性があるためである。

現在の数値だけでなく、過去との「比較」が必要

前回述べたように、他社の PV が現在どのくらいあるのか分からないので、1か月1万 PV というのを他社と比較して、良し悪しを述べることはできない。さらに、前月など過去の数値によっても良し悪しは変わる。前月が1万5,000PV であれば PV は減少しているが、逆に、前月が5,000PV であれば PV は上昇していることとなる。

つまり、この数値のみを見ても上昇したのか減少したのかといった点がまったく分からない。解析結果を確認する上では、前月や前年といった比較対象を定めた上で、比較する、つまり、「変動(比率)」を測っていくことが必要となる。

数値の増減では良し悪しを測れない場合もある

もう1点、数値で測れない理由としては、「数値が上がったから良いといえない場合もある」ためである。例を挙げてみると、売り上げや問い合わせといった数値は明確で、数が増える、つまり、数値が上昇すれば結果としては「良い」という判断を下せる。

では、PV 数はどうであろうか。例えば、前月よりも PV 数が上がったとしよう。その場合、良いといえるであろうか。

PV 数が増えた理由が、訪問者が多くのコンテンツを閲覧するようになったと考えれば、良い傾向だといえる(Web サイトのコンテンツをきちんと閲覧する訪問者ほど、関心が高いと考えた場合)。

ただ、PV 数が増えた場合、訪問者が迷ってしまい、余計な PV を重ねている可能性もある。その場合、訪問者の PV 数が増えたことは良いとはいえず、もっと分かりやすい Web サイト設計に変更する必要がある。特に、「サポートサイト」などであれば訪問者が少ないページ閲覧で目的のコンテンツに到達できるよう設計すべきである。

このように、PV 数を見る場合、「PV 数が上がった」という事象が必ず「良いこと」とは判別できない。判別できない理由としては、「サポートサイト」の例のように Web サイトの目的によって判断基準が変わる点がある。目的を意識して、数値を見る必要がある。

自社にあった指標を「比較」していくこと

では、どうすればよいのかというと、アクセス解析を行う上で2つの点に注意してほしい。

定期的に解析データを取得して、比較する

前回も述べたように、アクセス解析はあくまで「自社」と比較していくべきである。そして、比較すべきなのは前月や前年といった「過去」と比較していくと良い。そうすれば、「去年よりも良くなった」「前月よりも運営に成功した」という判断を下すことができる。

自社の Web サイトの目的にあった形で指標を定める

数値の増減で測れない理由は、Webサイトの目的により判断が変わるという話をした。つまり、自社の Web サイトの目的を考えて、その上で「何を測定するか」「どうなったら成功か」という点をきちんと決めておくことが必要である。そうすれば、結果を見て、正しい判断を下していくことができる。

なかなか、自社 Web サイトの目的にあった指標を見つけるのは時間がかかるかもしれない。その際には、最初に1つか2つの指標を決めて定期的に観測していき、徐々に見るポイントを増やしていくとよい。

そして、最後に1つ。最初からすべてを行おうとしないでほしい。「SEO を上げたい」「動線を改善したい」「コンバージョンを上げたい」と、さまざまに複数の要望を聞くことが多い。しかし、Web サイトには流れがあり、最初からすべてを完ぺきに行うことはできないし、さらに、自社 Web サイトの成長に伴い指標も変わってくる可能性があるためである。

最初は小さく、ただ、継続していくことがアクセス解析は重要である。是非、実行の際には覚えておいてほしい。

記事提供:株式会社環



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