Webマーケティング2006年5月23日 14:10
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Google、検索では圧倒的ながらポータル競争で苦戦

この記事のURLhttp://japan.internet.com/wmnews/20060523/12.html
著者:Nicholas Carlson
海外internet.com発の記事
検索エンジン大手の Google (NASDAQ:GOOG) は、4月も検索分野のシェアを伸ばした。しかし、ニュース/Eメールサービス/株式などの金融情報/地図情報では、相変わらず Yahoo! (NASDAQ:YHOO) の後塵を拝している。

調査会社 comScore Networks が22日に発表した米国における検索エンジンシェア調査報告によると、Google の検索シェアは、3月の42.7%から4月には43.1%へと0.4ポイント増え、9か月連続の増加になったという。

しかし、Hitwise の調査では、検索以外のポータルサービスにおいて、Google は Yahoo! に遠く及ばないという結果が出た。サービス毎のシェアを見ると、Eメールサービスでは『Yahoo! Mail』の42.4%に対して『Gmail』が2.54%、ニュースでは『Yahoo! News』の6.3%に対し『Google News』が1.9%、株式などの金融情報サービスは『Yahoo! Finance』34.9%対『Google Finance』0.29%、地図情報サービスでは『Yahoo! Maps』20.5%対『Google Maps』7.5%となっている。

もちろん、検索分野における Google の成功は、先月発表した決算の内容からも明らかだ。

しかし、Google、Yahoo! および Microsoft (NASDAQ:MSFT) が繰り広げているポータル競争全体から見れば、検索はその一角に過ぎないという声も上がり始めている。

ポータル競争という観点では、Google が苦戦中だ。

これはおそらく予測通りと言える結果だ。Yahoo! が上記のようなポータルという視点で競争に臨んでいるのに対し、Google は独自の評価基準で「わが道」を進んでいるからだ。

Google が今年3月に Google Finance の開設を発表した際、検索エンジン情報サイト『Search Engine Watch』の編集長 Danny Sullivan 氏は新サイトについて、ポータルを構成する1つの追加要素と評した。

この時、Yahoo! Finance のゼネラルマネージャ Peggy White 氏は取材に応え、同社は「ページ毎のユーザー滞在時間」という計測値を成果判断基準にしていると語り、ほかのどの金融情報サイトよりも、ユーザーの滞在時間が2倍以上長いと述べていた。

これに対し Google の広報担当者 Katie Stanton 氏は、比較できる数字はないと語っていた。同社ではサイトにおけるユーザーの滞在時間を計っていないからだ。同社は、ユーザーを引き止めるのではなく、実際の情報がある Web サイトにユーザーを送り出すことを使命と捉えている。

Stanton 氏は当時、「われわれが目指しているのは、(情報アクセスの) 交換台になること」、すなわちポータルではないと述べていた。

しかし、Google Finance を始めとして、Gmail、Google News、『Google Calendar』、Google Maps などのサービスが存在する以上、ポータル競争という観点から優劣を語られるのは避けられない。

そして Google の四半期業績はさておき、ポータル競争における評価は、同社にとって好ましいものになるとは限らない。

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