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| Webマーケティング |
2006年2月22日 10:00 |
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AOL 2100万人に到達できるメールの条件
著者: 吉田憲人 プリンター用 記事を転送
▼2006年2月22日 10:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
Google の Gmail サービス開始以来の話題が、
米国の ESP(Email Service Provider)業界で駆け巡っている。
AOL が、
Goodmail Systems 経由のメールをそのまま受信者のメール箱に届ける、
というものだ。
本来ならば、
スパムフィルターを経由してメール箱に届くことになっているのだが。
AOL が Goodmail Systems 経由のメールを受信者のメール箱に直送させる裏には、
課金型メール受信の仕組みがある。
ESP 企業は、
Goodmail Systems に初期設定料金と0.25セント/メールを支払うことで、
AOL のユーザーにメールを直送できると言う仕組みだ。
ただし、お金だけ支払えばどんなメールでも直送させるかと言えと、
そうではない。
AOL が実施している「強化されたホワイトリスト」(Enhanced White List)の条件と同等のものを満たしていないとダメだ。
ESP 企業にとって AOL は、避けて通れない市場だ。
2,100万人のユーザー市場にメールを送信したがっているクライアントが多いからだ。
クライアントの メールを確実に届けられるかどうかで、
ESP 企業の評価が決まってしまう。
●AOL 2,100万人に到達できるメール(ESP 企業)の条件
(1)オプトインで取得されたメールアドレスリストであること
(2)潜在顧客の掘り起こしや獲得のキャンペーンメールでないこと
(3)共同メールアドレス登録キャンペーンであるならば、
一度に複数のメールアドレスリストに登録させないこと
(4)US、カナダ国籍の IP アドレスで6か月以上の ESP 企業歴があること
(5)メール解除機能が30日間稼動していること
(6)受信者からのクレームメール数:百万通に対し、2,200通以下であること(受信者の評判がよくないとダメ)
●Goodmail Systems が提供するシステムはどんなものなのか
Goodmail Systems 経由のメールには必ず、
X-header のコードが挿入されている。
X-header のコードが付いているメールを AOL のメールサーバーが認知した時点で、
スパムフィルターを経由しないで直接受信者のメール箱に届けることになる。
X-header のコードはトークンと呼ばれ、
メールごとにユニークなトークンを、
Goodmail Systems とユーザーが追跡できるようになっている。
●Eメールの階層化を促すことになるのか
Goodmail Systems のサービスを肯定する人たちは、こんな説明をしている。
「U.S. Postal Service に対抗する FedEx サービス」であると。
このうたい文句は Goodmail Systems のサービスをうまく表現している。
“If you need urgent, guaranteed delivery,
FedEx offers it... for a price.”
(緊急で確実な配達を求めるならば、FedEx がそれを提供します。
ただし、それなりの料金で。)
Eメールの階層化は、すでに築かれているという人たちもいる。
つまり、
ESP 企業が提供するメール配信システムサービス自体が、
Eメールの階層化を助長していると言うのだ。
資金力があるクライアントは、
メールが確実に届くメール配信システムサービスを使っている。
資金力がないクライアントは、
単純にメールを配信できるシステムサービスを使っている。
この時点でEメールの階層化は起きているというのだ。
スパムフィルターが当たり前のメール受信環境では、
資金力があればあるほど、
メールの到達率が高いサービスを使用できる。
話を日本のメール受信環境に向けてみたい。
私が10万通のメルマガを読者に配信したとする。
100%メルマガが読者に到達しているだろうか。
5%から10%は、エラーメールとして不達になるだろう。
残りの90%から95%は、到達しているだろうか。
法人企業に配信されているメルマガであれば、
第三者が到達、
不到達を確認できない。
ISP や無料メールサービスであれば、
ある程度確認できるかもしれない。
だが、
AOL のように巨大なユーザー層を持っている ISP が日本では存在していないため、
どれだけの人が私のメルマガを受信しているか、
簡単に確認できない。
スパムメールが日増しに増えて来ている現状を見ると、
私が配信する10万通のメルマガは、
スパムフィルターのため日増しに読者に到達する確率が下がって行くだろう。
日本の ESP 企業は、この時代の流れに敏感になる必要がある。
(執筆:吉田憲人 Eメールマーケティング コンサルタント)
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