Sun、『JavaFX Script』言語のコンパイラを発表Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) が、『JavaFX』技術で初のパブリック アップデートを行なった。JavaFX は、Sun が5月に『JavaOne Conference』に先立ち発表していたものだ。
今回リリースとなったのは、オンライン コンテンツの作成に用いる言語『JavaFX Script』向けのコンパイラだ。これにより、アプリケーション コードのコンパイルが大幅に高速化する。併せて、Sun が支援する統合開発環境『NetBeans IDE』で JavaFX アプリケーションを開発するためのプラグインも公開となった。 JavaFX は、JavaScript の欠点を取り除いた Ajax のようなものを目指し、Java ベースのスクリプトによるアプリケーションをデスクトップにもたらそうという Sun の取り組みだ。JavaScript はインタープリタ言語で実行が遅く、ブラウザ毎にインタープリット (解釈) や実装が異なるという欠点を抱えている。 Ajax アプリケーションが非難される点は、速度が遅いことと、オフラインでは動作せず、実行したいアプリケーションのホストサーバーにインターネット接続する必要があることだ。JavaFX では、オフライン状態でもユーザーのローカル コンピュータ上でアプリケーションを実行できるようになる。加えて、アプリケーションのコードを逐次解釈して処理するのではなく、コンパイルしたコードを実行するため、はるかに動作が速い。 JavaFX Script はこれまで、実行時にその場でコンパイルする必要があるという点でインタープリタ的だった。Sun の Java Client Group のアーキテクト Chet Haase 氏は、取材に対し次のように語った。「JavaFX Script はインタープリタ言語と同様のオーバーヘッドがあるため、高いパフォーマンスを必要とするアプリケーションではしばしば問題になる。そのため JavaFX Script 用のコンパイラを作り、1度コードをコンパイルすれば実行可能なバイトコードを生成できるようにする必要があった」 JavaFX 用コンパイラは、現時点ではアプリケーション全体ではなく、GUI に関連しない部分のコードだけをコンパイルする。速度向上率のような数字を示すことはできないが、多くのアプリケーションが大きな恩恵を受けることになると、Haase 氏は述べている。 Haase 氏によると、Sun が JavaOne で JavaFX Script のデモを行なったときは、インタープリタ言語として動作していたが、それは一時的な状況に過ぎなかったという。同氏は次のように説明した。「当時はまだ、個人の研究成果から1つの製品へと生まれ変わる過渡期だった。その後、パフォーマンスのボトルネックを解消するには、コンパイル型にするしかないということになった」 関連記事 最新トップニュース
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