Sun Microsystems (NASDAQ:SUNW) は4日、開発ツール『Sun Studio 12』を発表した。Sun Studio 12 は、同社の包括的な統合開発環境 (IDE) にとって大きな意味を持つ新ツールで、『NetBeans』の取り込みと『Linux』環境での開発サポートが新機能の目玉となっている。
Sun Studio 12 は、NetBeans をベースにした IDE を備える。NetBeans は、『C』『C++』『Fortran』『Java』『JavaScript』『SQL』『Ruby』といった複数の開発言語に対応している。
だが、Sun Studio が提供するのは、NetBeans のコンパイラ機能だけではない。Sun Studio 12 は、デバッガやパフォーマンス アナライザ、パフォーマンス ライブラリも備え、マルチスレッド アプリケーションと高性能コンピューティング アプリケーションの開発や、パフォーマンス調整および最適化にも対応している。
さらに、Sun Studio 12 で注目すべき新しい特徴は、Linux の完全サポートだ。Sun の開発者向け製品およびプログラム担当副社長 Jeet Kaul 氏によれば、Sun Studio 12 は Linux と『Solaris』の両方で利用でき、一方のプラットフォームで開発したコードを、他方のプラットフォームに移植し、修正を加えずに再コンパイルするだけで動作するという。
Sun は Sun Studio 12 で、マルチスレッド アプリケーション開発に重点を置いている。とはいえ、自社製マルチコア/マルチスレッド プロセッサ『UltraSPARC T1』だけが対象ではない。Sun は現在、間もなく出荷を迎える AMD (NYSE:AMD) の『Barcelona』プロセッサや、Intel (NASDAQ:INTC) の『Xeon』プロセッサ (開発コード名『Woodcrest』) などのマルチコア プロセッサを Sun Studio で最大限に活用するため、両社と緊密に協力している。