ベール脱いだ「Windows Vista」3D表示と検索で複雑な情報をクリアにマイクロソフトは、2006年4月21日、次期 Windows である「Microsoft Windows Vista」日本語版の説明会を行った。Windows Vista に関するマイクロソフトからの詳細な説明は、国内では今回が初めてであり、Vista がついにベールを脱いだ形だ。
企業向けには「Windows Vista Business」とライセンスベースの大企業向けとなる「Windows Vista Enterprise」の2製品がラインアップされる。 コンシューマ向けには、Web やメールなどの基本機能を扱うための「Windows Vista Home Basic」、音楽や画像などのエンターテインメント機能を強化した「Windows Vista Home Premium」、業務用途対応機能などを盛り込んだ最上位バージョンの「Windows Vista Ultimate」の3製品が日本語版で発売される。 デジカメや携帯オーディオの普及などによりファイルは増え続け、ユーザーは混沌としたファイルの海でおぼれそうになっている状況だ。この混沌としたデジタルデータの世界に「クリアな視界」を提供するのが Windows Vista だという。 クリアな視界を提供するのは、これまでよりグラフィカルな操作を実現する「Windows Aero」に代表される3D表示機能と、検索結果を次々と絞り込んでいける強力な検索機能だ。 Windows Aero は、ウインドウが重なっている場合などに、バックのウインドウが透けて見えるのが最大の特徴。また Flip 3D 機能は、ウインドウを 3D 化して表示することで、アクティブにしたいウインドウをすばやく見つけられる。 サムネイル表示が随所に盛り込まれており、これまで以上にタスク識別を容易にするポイント。Alt+Tab キーを使ったウインドウの切り替えダイアログやタスクバーなどにサムネイルを表示させることで、タスクを視覚的にすばやく識別させ、スムーズなタスク切り替えを実現する。 なお、Windows Aero は Home Basic には搭載されない。 セキュリティ関連の機能も強力。マルウェア対策はもちろん、フィッシング対策機能も盛り込まれており、フィッシングの恐れのあるサイトはアドレスバーを黄色で表示、アラートダイアログを表示、レポートに報告されている完全なフィッシングサイトはアドレスバーが赤になり、サイトが開く前に警告ページが開く。 家族のための安心機能として、活動レポートやサイトのフィルタ、時間や操作などの制限といった機能も追加されている。 セキュリティの面では、Windows Vista Business はトレンドに的確に対応している。かつてのウイルス対策の時代から、情報漏えい対策の時代へ移行したことを受け、さまざまな情報漏えい対策機能が盛り込まれている。 USB メモリなどの外部記憶メディアに対しては、ポリシーを授け、インストールを無効にすることが可能だ。 また、PC の盗難による情報漏えい対策として「BitLocker」の機能を備える。USB メモリなどを鍵として使い、鍵デバイスを PC に接続しなければ、Windows が起動しないように設定できる機能だ。 なお、USB メモリの使用を禁止するポリシーを使用している場合は、Windows の起動後に USB メモリの使用が禁止される。 また、Vista Business は、企業へのコスト削減対策機能として、BDD デスクトップ管理サービスを提供。アプリケーションやポリシー、設定などを含めたシステムのイメージを DVD やネットワーク上に構築し、各 PC から簡単にセットアップを行えるというものだ。 Windows Vista は。企業向けが2006年11月、コンシューマ向けは2007年1月に提供される予定となっている。
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