2週間前、『Deceptive Duo』 の名で知られるクラッカー集団が米国海軍のデータベースの1つに侵入し、機密情報を公開した事件があったばかりだが、先週金曜日、またもや同様な事件が海軍を襲った。今回攻撃を受けたのは、海軍高官およびホワイトハウス高官の Eメールアドレスと電話番号を収容したサーバーデータベース。2週間前と同じ脆弱性を突いた侵入があり、機密情報が、ある Web サイトに掲載されてしまった。
漏洩されたのは、海軍大将および中将たち、さらには議会担当医師の Eメールアドレス (機密扱いと非機密扱いの両方) と電話番号が入ったこの名簿。クラッカーたちは、ある海軍支援 Web サイトのページを改竄 (かいざん) し、そこでこの情報を公開したのだ。
この件に関して、国防総省関係者からのコメントは得られなかった。
以前のサイト改竄やデータベース侵入事件の時と同じく、今回のクラッカーたちが利用したのは、今や広く知られることになった『Microsoft SQL』が持つ「デフォルト パスワード」の脆弱性だ。デフォルトでパスワードが設定してあり、インストール時にこのパスワードを変更するよう警告が出る。しかし、事件が起きてから多くの管理者が気づくのだが、見落としなどもあり、全ての Web サーバーのパスワードが変更されているわけではない。
今回のクラッカーたちは、国防総省ネットワーク管理者に対し、同省の Web サーバーの多くが依然として脆弱なままだと警告するメッセージを残している。
「米国国防総省ネットワークの一部はきわめて脆弱だ。Eメールでご連絡いただければ、攻撃を受けやすいままになっているネットワークについてお知らせする。我々は機密文書も入手ずみだ。今回侵入された Web サーバーは、タスク14で侵入を受けた複数のコンピュータの1つに過ぎない」