日本を含むアジア諸国(中国、韓国、台湾)を訪問中の
米本社 Monta Vista Software
マーケティング担当副社長 Sheila Baker 氏を迎えての記者発表だった。
Sheila 氏は、
組込み Linux の適用分野はルータやスィッチなどの通信機器からデジタル家電、
ワイアレス機器までの広範囲に渡る、と述べ、
2000年には自社製の OS や Linux 以外のリアルタイム OS を使用していた企業の大半が2010年には Linux に移行し、組込み Linux 市場の規模は89億ドルになるとした。
また、特定の企業技術でしか使用できず、特定の機能しかない既存の組込みシステムは、
オープンソース、標準ベースのメインストリームの技術を使用することでコストを削減し、
開発期間を短縮できる Linux へと移行せざるを得ない、と語った。
今後組込み Linux への移行が進むのは、
通信機器、携帯電話やセットトップボックスなどの情報家電、
特にブロードバンドに関連する分野だそうだ。
モンタビスタソフトウェアジャパンの代表取締役社長であり、
米 MontaVista の日本セールス担当の副社長でもある有馬仁志氏は、
日本の組込み Linux 市場においては、同社の Hard Hat Linux がナンバーワンになった、
全米ナンバー1の Wind River を抜くことも不可能ではないかもしれない、と語った。
米国の IT 関連産業が低迷する中、
リアルタイム OS 関連で日本のデジタルマーケットで業績を伸ばすという戦略で、
現に、2001年の売り上げは5億を超えると予想され、
2002年はさらに10億円以上を目標としている。
Monta Vista Software 社は現在社員数145名、ヨーロッパとアジアに6つの子会社を持ち、
パートナー企業には Intel、Motorola、東芝、NEC、日立など、
主要な半導体ベンダーをほとんど押さえている。
ソリューション パートナーには IBM もいる。
Alloy Ventures、US Venture Partners、RRE Ventures、WR Hambrecht + Co、
Intel Capital などの投資会社が投資している未公開企業。
本社はカリフォルニア州サニーベール。
リアルタイム OS の先駆者 James Ready が1999 年に設立した。
組込みシステムに特化した Linux OS、Hard Hat Linuxとクロス開発ツールを提供。
x86/IA-32、PowerPC、StrongARM、MIPS、SH などのマイクロプロセッサアーキテクチャをサポート。