【インド】リライアンス兄弟紛争、RIL が調停手続き開始ムケシュ・アンバニ氏率いる、Reliance Industries(RIL)は17日、Reliance Communications(RCOM)との調停手続きに入り、元インド最高裁判事のB.P. ジーバン・レッディ氏を両社間の争いの仲裁者として任命したことを発表した。
これは同氏の弟のアニル氏が会長を務める RCOM が南アフリカの通信最大手 MTN と合併交渉を行っていることに端を発しているもので、兄のムケシュ氏側グループの旗艦企業である、RIL が発表した声明には、「“MTN との交渉に関して法的手段も辞さないとする、4通目の通告書を RIL が送りつけてきた”とする RCOM 側の告発と時期を同じくして、RCOM は“非競合契約”に含まれる裁判外紛争処理条項の下に行われる、調停会議への出席を拒否した」と記されている。 RCOM の広報担当者は、RIL が元最高裁判事を調停者に任命したことに触れる一方で、「RIL 側からの調停手続き開始の通知は、事実上、法的にも正当と認められていない」とした。 また、「兄のグループがインドの対外的イメージを“ひどく傷つけている”」とし、「MTN との交渉を頓挫させようとする RIL の悪意のたくらみが露呈した」と非難した。 合併が実現すれば、700億ドル(約7兆4,300億円)規模の企業の誕生となり得る、RCOM と MTN の合併交渉のさなかに、RIL は弟の Reliance ADA グループ企業株の過半数保有の先買権があるとし、この権利が侵害された場合は法的手段に訴えるという通告書をこの二つの企業に対して発した。 リライアンス帝国の経営権をめぐる、創業者一族の兄弟間の骨肉の争いがグループ分割というかたちで決着してほぼ3年。だが、2005年6月18日の紛争決着のあとも、しばしば一族経営に関するさまざまな問題について、法廷の内外で両者の衝突は続いていた。 そして、6月に送付されたこの通告書により、アンバニ兄弟間の熾烈な争いに再び火がついてしまった。 RCOM の関係者が、RIL が提案した7月7日の和解交渉に応じなかったことにより、論争は熾烈化し、双方の書簡合戦となった。“和解交渉の一部としてではなく、あらゆる疑惑を晴らすための”会合の開催を提案する RCOM 側の申し入れに対し、RIL はこれを拒絶。「RCOM に対する調停を受け入れるしか選択の余地はない」としている。 2008/07/17 18:20(ニューデリー発) 記事提供:インド新聞
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