『Google Enterprise Labs』のコンセプトに迫るGoogle は、よくある企業向けソフトウェア会社ではない。
消費者向けのオンライン サービスから数十億ドルを稼ぎ出してきた検索大手の Google は、企業顧客を引き付ける上でも独自のアイデアを持っている。企業に物を売るには通常、長く手の込んだプロセスが必要なものだが、物事のスピードを速めることで成功してきた Google は、消費者向け戦略の一部を適用することでそのプロセスを迅速化できると考えている。 Google の企業向け検索製品マネージャ Cyrus Mistry 氏は、取材に対して次のように話す。「私は企業向けソフトウェアの分野で10年の経験があるが、通常この分野は大がかりで、リリースまでに時間がかかる。だが、Google のペースはそれよりはるかに速い。当社は日々革新を起こすことで知られている」 Google は主に消費者向けサービスを扱う『Google Labs』と同様のコンセプトのもと、2007年10月に『Google Enterprise Labs』を立ち上げている。 Google Enterprise Labs では、2007年末の数か月間に6つの「実験」が開始となり、2008年に入ってさらに3つが加わった (『Related Web Results』、『Google Sites Integration』および『Google OneBox for Enterprise』) ほか、それ以外にも進行中のプロジェクトがある。 開発したサービスをプレビュー版で提供することは、Google にとっては珍しいことではない。Eメール サービスの『Gmail』などは何年もの間ベータ版として提供しており、今なおベータ版のままだが、それでも数百万というユーザーが Gmail を愛用している。 Mistry 氏によれば、Google Enterprise Labs の目的は、Google が何に取り組んでいるのかを企業ユーザーに前もって一部公開し、企業環境でテストしてもらい、できればフィードバックを通じて最終リリース版の仕上げに協力してもらうことだという。 Google では、フィードバックの内容はもちろん、新しい各サービスが顧客にどれほど人気があるのかを追跡している。 「あるサービスが6000回ほどダウンロードされたが、誰も使っていないというような場合、当社としては、ユーザーがそのサービスを気に入っているのかどうかを知りたい」と Mistry 氏は語った。 ある新サービスの人気が高いことがわかったら、バグ修正などの仕上げ作業を優先的に行なって、そのサービスを最終リリース可能な状態に持っていく。Google ではこの状態になることを「卒業」すると表現している。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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