Webビジネス2008年5月16日 15:20
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IBM World Community Grid による100万台の PC による“稲”研究プロジェクト

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20080516/4.html
著者:japan.internet.com 編集部
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米国 IBM は2008年5月15日(現地時間)、ワシントン大学の研究者たちとによる、新種の稲を開発するプロジェクトを開始した、と発表した。

世界規模の飢餓に備えるもので、従来種より大量の収穫ができ、栄養価が高く強い抵抗力のある稲を開発するプロジェクトだ。

「栄養価の高いコメを世界に」(Nutritious Rice for the World)と名付けられた今回のプロジェクトでは、個人の PC 約100万台からアイドリング時の処理能力を寄付してもらう、IBM の「World Community Grid」が、世界のスーパーコンピュータ上位3機の処理能力に匹敵する、167テラフロップスのパワーを提供する。

またこのプロジェクトでは、コメを原子レベルで研究、その成果を、農家の伝統的な交雑育種の技法と組み合わせる。

従来のシステムの処理能力だと200年以上かかるこのプロジェクトは、World Community Grid により、2年以内で完了できるそうだ。

具体的には、ワシントン大学のコンピュータ生物学者たちが開発した3次元モデリングプログラムを World Community Grid 上で実行、コメを構成する基本的要素となるタンパク質の構造を研究する。

構造の理解は、タンパク質の機能を特定する上で必須の作業であり、これによって研究者は、コメの収穫高の向上、害虫に対する防御、耐病性の向上、栄養価アップなどに、どのタンパク質が貢献するかを特定できるようになる。

このプロジェクトでは、最終的に、コメのタンパク質とその機能に関する最大かつ包括的なマッピングを行い、どの株を交雑育種として選択すればよりよい作物を栽培できるかを、農学者や農家が特定できるようにする。

World Community Grid の日本語サイトは2007年3月に解説されている。

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