日本 HP、サーバー組み込み型仮想化ソリューションを発表日本 HP は2008年5月7日、x86サーバー「HP ProLiant」と VMware の仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」との組み合わせによる仮想化ソリューションに関連した、3つの取り組みを発表した。
1つめとして、サーバー組み込み型仮想化ソリューション「HP ProLiant iVirtualization」を発表。 これは、仮想化ソフトウェアを内蔵した USB デバイスと「HP ProLiant」サーバーを組み合わせて提供される製品のため、仮想化ソフトウェアのインストール作業を省略することができる。 なお、USB デバイスは、サーバーの内部 USB ポートに USB デバイスを接続した状態で納品される。
「HP ProLiant iVirtualization」では、「HP ProLiant」ファミリの対応機種、VMware ESXi や、将来的に Citrix XenServer、Microsoft Hyper-V にも対応予定となっており、多彩なハード、ソフトを選択可能。 対応機種は、タワー型サーバー「HP ProLiant ML370」、ラックマウント型サーバー「HP ProLiant DL380/DL385/DL580/DL585」、ブレード型サーバー「HP ProLinat BL460c/BL465c/BL480c/BL680c/BL685c」となっている。 物理・仮想環境の統合監視・管理ソフトウェア「HP ProLiant Essentials Virtual Machine Management Pack(VMM)」や、物理・仮想間のサーバー環境移行支援ソフトウェア「HP Server Migration Pack(SMP)」などの運用支援ソフトウェアを利用でき、大量の仮想サーバー運用の負担を最小限に抑えられる。 また同社では、サーバーハードウェア、仮想化ソフトウェア、OS を一括して販売・保守を行うことで、ユーザーに利便性を提供する。 「HP ProLiant iVirtualization」の第1弾製品として「HP ProLiant iVirtualization powered by VMware ESXi」を同日発売する。 「HP ProLiant iVirtualization powered by VMware ESXi」は、「VMware ESXi 3.5 for HP ProLiant」を USB デバイスを内蔵。 サーバーの電源を投入すると、VMware ESXi が起動。基本情報の設定を行うだけで、すぐに仮想化環境を利用できる。 基本機能のみを提供する「VMware ESXi 3.5 for HP ProLiant Standalone」(3万9,900円〜)と、付加価値機能を含んだ「VMware ESXi 3.5 for HP ProLiant Enterprise」(79万8,000円〜)をラインアップ。ともに5月下旬に出荷を開始する予定。 2つめとして、日本 HP が OEM 販売する「VMware Infrastructure 3」ライセンスのラインアップを強化。 同社ではこれまで、基本的な仮想化機能のみを提供する「Foundation」、VMware HA 機能に対応し基本的な HP 製管理ソフトウェアをバンドルした「Standard」、Standard に VMware VMotion 機能を追加した「Enterprise」の3つのライセンスを提供していた。 これらに加え、バンドル製品のない Standard ライセンスと、管理ソフトウェア スイート「HP ICE(Insight Control Environment)」をバンドルした最上位ライセンス「VMware Infrastructure 3 Enterprise HP ICE & SMP Universal ライセンスバンドル」を新たに発売する。 ライセンス価格は「VMware Infrastructure 3 Standard ライセンス(バンドル製品なし)」が44万1,000円、「VMware Infrastructure 3 Enterprise HP ICE & SMP Universal ライセンスバンドル」が88万2,000円。出荷開始は5月下旬を予定。 3つめは、仮想クライアントソリューションの強化に向け、「VMware Virtual Desktop Infrastructure(VDI)」専用ライセンスと、日本 HP エンジニアによる VDI 環境構築サービスの提供を開始する。 VDI は、VMware Infrastructure 3上に構築したクライアント OS に対し、シンクライアント端末からのアクセスを可能にする仮想クライアント環境。 別途、VMware Infrastucture 3が必要となる「VMware Virtual Desktop Manager 2 ライセンス」は73万5,000円〜、VMware Infrastucture 3がバンドルされた「VMware Infrastructure 3 VMware VDI 専用バンドルライセンス」が210万円〜。 ともに100台分の仮想マシンライセンスを含む価格で、出荷開始は6月下旬を予定。 また、プロジェクト管理、VMware ESX の導入、10台までのシンクライアント接続、システム管理環境構築、動作確認、オリエンテーション、規定のドキュメント作成を代行する「HP VDI 環境構築サービス」は315万円〜となっている。 同社では、仮想化技術について、導入期を過ぎ、今後本格的な活用期に入ると予測。この変化を自らリードするべく、今回の取り組みを通じて、ユーザーの仮想化環境の「シンプルで容易な導入」「効率的な管理」「適用範囲の拡大」を提案していく、としている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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