結論から言えば、最終到達地点であるインターネットの威力を最大限に活用し、キャンペーンの成果を数値によって測るためにも、企画の初期段階から SEM を視野に入れる事が望ましい。
マスメディアの専門家が作り上げた企画に、サイト制作の専門家を投入し、最後に SEM の専門家を投入する形は、それぞれがプロフェッショナルであってもパーツの完成度が高まるだけであり、ゴールを共有させ一つのキャンペーンにまとめあげるのが難しい。
初期段階から全体を俯瞰して SEM を念頭に置いた戦略を敷き、最終ゴールまでの軸がぶれないように常に軌道修正できる柔軟な体制が必要である。
ユーザーは「続きは Web で」に惹かれてサイトを訪れる。元々のモチベーションが興味本位であるため、申し込みや購入、行動分析等のゴールへ導くためにはキャンペーンサイトがランディングページとして最適化され、各メディアから続々と集まってくる見込み客を確実にゴールへ誘導できる仕掛けが施されている必要がある。
モチベーション転換には様々な方法が考えられるが、Web 上の CM のみバイラル CM として設定し、強烈なストーリー展開で新規見込み客を絡めとり魅力的なインセンティブをコンバージョンの後に用意する等々、確実な成果を生むために目的に応じた誘導を敷き、SEM の観点からキャンペーン内容を検討すべきであろう。
また、企画の初期段階で LPO までが一貫して設計されていないと CM やキャンペーンのテイスト自体がコンバージョンに向かないビジュアルに仕上がる危険性もあり、インパクトだけで集客するのではなくバランスを取る必要があるだろう。
LPO 以外でも CM や雑誌を見ながら操作できるモバイルではどう展開すべきか、「○○で検索」のキーワード選定は上位表示を狙えるよう検討されたか等々、クロスメディアによるキャンペーンでは SEM を含めた戦略が多岐に渡って必要となる。