『Facebook』の安全性に疑問、Microsoft との交渉に影響はニューヨーク州検事総長の Andrew Cuomo 氏は24日、人気ソーシャル ネットワーク サービス (SNS)『Facebook』の安全性管理と苦情への対応に「重大な」不備のあることが発覚したため、同検事総局が調査を進めていることを明らかにした。
Cuomo 氏は Facebook の CEO (最高経営責任者) Mark Zuckerberg 氏に宛てた公開書簡の中で、未成年の会員になりすました捜査官が容易に性的コンテンツにアクセスできたほか、成人会員からしばしば嫌がらせを受けたと述べている。その後、捜査官が未成年者や保護者を装って Facebook に苦情を寄せたが、ほとんど、あるいはまったく効果が見られなかったという。 Cuomo 氏は声明の中で次のように述べている。「Facebook はサイトの安全性を約束しているが、サイトの取り締まり状況や苦情への対応を見る限りそれは守られていない。安全性を積極的にアピールしているサイトで自分たちの子供がどのようなものに遭遇するのか、保護者には知る権利がある」 予備的調査の段階では、24歳の Facebook 会員が14歳の少女になりすました捜査官に裸の写真を要求するという事例があった。少女の母親を装った捜査官が苦情を申し立てると、Facebook からは「ご報告いただいた件について精査し、当社の利用条件に違反する行為はすべて排除いたします」という回答があった。にもかかわらず、その24歳の会員が Facebook を追放になることはなかったという。 Facebook に対しては、Cuomo 氏の書簡とともに関係文書の提出命令も出されたが、これは同社にとって都合の悪いタイミングだったかもしれない。おりしも今、Facebook は新たな資金を獲得できるかどうかという局面に接しているからだ。 『Wall Street Journal』紙が関係筋の話として伝えたところによると、Microsoft (NASDAQ:MSFT) は現在、Facebook の株式を最大5%、金額にして3億ドルないし5億ドル相当を取得する方向で交渉中だという。 Facebook が性犯罪の温床になっているとの疑惑が、新たな資金獲得を目指す同社の目論見に影響するかどうかはまだわからない。Facebook のライバル『MySpace』もこの種の調査の対象になることが多く、一部訴訟にまで発展している。それでも、証券会社 RBC Capital Markets のアナリスト Jordan Rohan 氏は2006年の時点で、MySpace の企業価値を150億ドルと推定している。もし Microsoft の投資に関する報道が事実なら、Facebook の価値は60億ドルないし100億ドルにのぼることになる。 関連記事 最新トップニュース
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