『Vista』カーネルの開放遅れに、セキュリティベンダー反発Microsoft (NASDAQ:MSFT) と大手独立系セキュリティベンダーとの間で非難合戦が続いている。
Microsoft は20日、セキュリティベンダー McAfee (NYSE:MFE) が出した声明を「不正確で扇動的」と非難した。 次期 OS『Windows Vista』の64ビットカーネルにセキュリティベンダーがアクセスする方法について、Microsoft は問題の詳細を解消するとした会見を開いていたが、セキュリティ業界2番手の McAfee は19日、Microsoft の「うわべだけの約束」に「失望した」と述べた。 McAfee の社外弁護士 Christopher Thomas 氏は声明の中で、次のように語った。「Microsoft は、記者会見や談話で公約を表明しているが、消費者のコンピュータ保護を担う独立セキュリティベンダー業界は、同社が13日に表明した約束の履行を、ほとんど確認できていない」 Microsoft は13日、欧州委員会 (EC) に対し、セキュリティベンダーと協力して、外部のセキュリティ アプリケーションでも Vista の新セキュリティ機能と連携できるようにすると約束していた。 しかし、Symantec (NASDAQ:SYMC) と McAfee は、この約束が十分に果たされていないと主張している。 Microsoft は13日の約束を表明後、『Windows Security Center』機能への制限付きアクセスを提供する API を複数リリースした。これらの API は、Vista の警告を独自のものに置き換えることが可能なものだが、64ビットカーネルにはアクセスできず、カーネル保護機能『PatchGuard』によって遮断されていた。 Symantec と McAfee によると、Vista は32ビット版と64ビット版が同一のディスクに同梱されるため、すべてのセキュリティ機能を動作させるためには、カーネルアクセスが必要だという。 Microsoft は19日、Vista 最初のサービスパックで、64ビットカーネルにアクセス可能な API を用意すると発表した。この発言は、64ビットカーネルにアクセスする手段の提供が遅れる可能性を示すことから、セキュリティベンダーが一斉に反発した。しかし Microsoft は、故意に遅らせるわけではないと主張している。 Microsoft のセキュリティ技術部門副社長 Ben Fathi 氏は、「McAfee の弁護士が、あのような不正確で扇動的な発言をするとは残念なことだ」と語った。 Fathi 氏は声明の中で、Vista の64ビットカーネルアクセスに関する約束について、「数か月後」には実行すると述べている。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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