技術進歩の落とし穴!?誰のためにシステムを作っていますか? (2008年08月18日)
システム開発の現場で、“業務システムのWeb化”という言葉をよく耳にします。
要は業務システムをWeb化またはWebの技術を利用したシステムにするということなのですが、ここ数年よく聞くようになりました。
それに伴って、ユーザインターフェースの表現力を高めるためのリッチクライアント製品や、Webアクセスを効率化させ、高速化させるような製品が各製品ベンダーから提供されるなど、以前はWebシステムの弱点とされていた部分が改善され、随分使い勝手が良くなってきました。
読者の中にもWebシステムに携わっている方も多いと思いますし、これからも益々増えるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
そのシステムのWeb化、本当に妥当ですか?
技術が発達したことと、色々な製品が出てきたことで、Webで弱点とされていた画面の表現力の弱さやWebアクセスに伴うレスポンスの悪さなどが解消はされ、業務システムとして耐えられるだけのモノになってきたと思います。
ただ、業務によっては短時間に大量のデータ入力を行わなければならないようなシステムなど、Webでは実装が難しいようなケースもまだまだあります。
しかし、そういったシステムでも強引にWeb化してしまっているようなケースや、反対にWeb化した方が良いものをWeb化しないというケースもあり、システム化によって逆にユーザの業務効率が落ちてしまうというような最悪のケースを招いているケースも残念ながらあります。
しかも、理由が「Web開発のスキルを持った社員が多いから」など、開発を行うシステム会社側の都合によって決められてしまっているケースが多く、何のためにシステム化するのかわかなくなってしまいます。
林田宏介

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